愛染隼人の女の詩集 海に降る雪

hayato


    海に降る雪


岸壁に吹く風が うなりをあげて

地平に沈む 赤い夕陽を

打ち消すように 追い立てる…


海原を走りゆく 大きな船は

他国の船で 2人の夢で

いつか暮らしが 欲しかった…


秋に別れて ひとり寂しさ

恨みはないが 未練に泣いて

影を追っては 濡れている…


肌に冷たい 白い雪舞う

北の季節は もう冬みたい

このまま死んで 詫びたくて…


ネオンに縋る 1人お酒で

夢で逢っては 慰めていた 

私、海カモメ 泣いてます…


北の空には 海に降る雪…