愛染隼人の女の詩集 滲んだ町

hayato

    滲んだ町


気がついたら あなたがいない

荷物をかたずけ

開け放したままで 

ポストに 何もない

哀しいけれど

嫌われたなら しょうがない

あゝ滲んだ町 滲んだ町…


こころの隙間 きたかぜが吹く

おんなの寂しさ

肩が崩れてゆく

西陽に 焼け畳(たたみ)

壁の落書き

跡を残して 夢けした人

あゝ滲んだ町 滲んだ町…