愛染隼人の女の詩集 哀しくなんてない

hayato

   哀しくなんかない


何食わぬ顔で 世間話しを

まさかそれが

最後の 別れなんて

思いもしなかった

港から消える 噂の話しが

心に残るだけの 風頼り

嗚呼 哀しくなんかない…


あなたの匂い コロンの香り

抱かれ移り香

この胸 滲んでいる

だから寂しくない

切れる言葉を 受けてもいない

だから私は待つの 馬鹿なのね 

嗚呼 哀しくなんてない…


駅からみなと 乗り継いでゆく

南のはずれ

人もない 田舎のまち

駅からバス05分の

漁師町で 風とおる

嗚呼 哀しくなんてない…