愛染隼人の女の詩集 夜の雨

hayato

    夜の雨


冷たい雨が 傘に落ちる

ポタポタ音がして

舗道が煙る

別れの言葉に 躓いて

どうしたらいいか

わからずに 女が泣いた

あゝ夜の雨 夜の雨…


明日のことは 見えないけど 

今を強く生きたい

そんな気がする

おんなの雨降る なみだ雨

街が滲みゆく

瞼の裏で 果てなく泣いた

あゝ夜の雨 夜の雨…


胸が騒いだ あなたの思い

舗道を歩いて

躊躇うばかり

降る雨に溶け 流れたい

なみだの雫

歩く道に 滴り落ちる

あゝ夜の雨 夜の雨…